Fusion360で意匠図を作る

デザイン作業に付随して6面図等、意匠図を作る事があります。

Fusion360では図面作成(2次元図)からPDF等に書き出せるのですが、いくつか問題も出てきます。

問題1、デカールで貼り付けたグラフィック等は図面に反映されない。
問題2.自由曲線は細かい線分に分解される。特に細かいフィレット等の線はガタガタでデータを重くします。

特にフォームで作成したようなオブジェクトはEPS等ベクターデータとして書き出してもあまり意味がなさそうです。

そこで代用として使う手法なのですが

意匠図等、書類に添付する様な画像はあまり大きく扱わないことが多いので、サイズ等に問題が無い場合はメインの画面のスクリーンショットを使用します。(各ディメンションごとにショットを取って貼り合わせています)

こちらの場合、デカールが生きているのが最大のメリットです。

設定としては(メイン画面下側のアイコン群から)
表示スタイル: エッジのみを表示したワイヤーフレーム
カメラ: 正投影
デカールは黒にして貼る。白黒(グレースケール)でも背景は透過pngにする。背景白はグレー表示されます。

細かい線の太さの調整は出来ませんが意外に使えると思います。(ある程度はスクリーンショット作成時の大きさで調整できます)

ちょっとした小技のご紹介でした(202101時点のFusion360での挙動です)